人生山あり谷ありモハメド・アリ

来た時よりも美しく

「きのこの山派」の女

9ヶ月くらい他に頑張ることがあったので書くのを控えてましたが、頑張ることが終わったので、たまに書いていこうと思います

 

 

昨日、会社帰りに、ドラッグストアで買い物をして帰ることにした。購入するのは薬ではなく食材だが、スーパーではなくドラッグストアで買うのには理由がある。

そのドラッグストアにはわたしの好きなキムチ(ご飯がススム)が置いてあり、毎晩のおかずである、キムチ(ご飯がススム)・納豆(種類を問わない)・たまご(種類を問わない)が全て揃うのだ。

私は3月以降の6ヶ月間、晩ごはんの予定がある日以外ほぼ毎晩、『(刻みオクラ入り※)納豆キムチ卵かけご飯』を食べている。初めの1〜2ヶ月は、美味しいなという純粋な気持ちで、例のソレを食べていたが、3ヶ月を過ぎたくらいからさすがに飽きてきた。例のソレは、安く作れるし(1食100円くらい)、それなりに栄養があるし、何より毎晩ご飯について考えなくてよい(足りなくなってきた食材を追加購入していくだけ)のが魅力である。気が狂いそうだなと思いながらも毎晩例のソレを食べるのは、自分の持久力を試しているようで、でもそんな所で持久力試さなくてもいいよなとも思うし、普通に考えて奇妙だし、そろそろやめようかな…。まあ楽だから、まだやめません。普通に美味しいので、皆さんもぜひ1回くらいはやってみてください。

 

まあそんなことはどうでも良くて、例のソレの食材を買うついでに、何か適当にお菓子も買いたくなってきた。きのこの山たけのこの里がなんかちょっと安くなってるような売り出し方をしている。コンビニで買うと200円ちょいくらいするそれが、今目の前で170円くらいで売っている。30円程の違いだが、なぜかすごく安く感じる。買ってみるか。

わたしは今まで「たけのこの里派」であった。ただその瞬間のわたしは、あろうことか「きのこの山」が買いたくなってしまったのだ。しかしここで「きのこの山」を買うと、初対面のレジ店員から『こいつは「きのこの山派」なんだな』と思われてしまう。以前より付き合いのある友人の前であれば「今回きのこの山買ったの?珍しいじゃ〜ん」程度で終わる話だが、初対面となるとそう簡単にはいかない。相手に誤解を与えてしまう可能性が高い。

そこでわたしは改めて自分の中で「きのこの山たけのこの里論争」について考えてみた。本当に自分が「たけのこの里派」なのかと自問自答することは、とても有意義であった。なぜなら、世間で「きのこの山たけのこの里論争」が繰り広げられている中、『自分もどちらかの派閥に入らないと世間から除外されてしまうのではないか』という不安に駆られ、一時的な感情で「たけのこの里派」を選択してしまっている可能性に気づけたのだ。5歳の時にきのこの山たけのこの里に出会ったと仮定すると、現在約20年。その20年という短い期間で「たけのこの里派」と言いきれるほど、わたしは「きのこの山」、「たけのこの里」と向き合ってこなかったのである。(20年は思ったより長いけど…)

なので、ここで改めて、新しい気持ちで両者と向き合ってみることを誓ったのだ。

 

わたしは「きのこの山」を手に取り、レジへと向かった。

 

※「刻みオクラ」はセブンイレブンで購入しています